WEB屋さんの収入と働き方。ぶっちゃけます。

プロのWEB制作者が、今まで経験した働き方と収入をぶっちゃけます

最終更新日:2017年8月16日

WEB制作者の労働形態。私の経験から。

私は現在フリーランスですが、今までいろいろな労働形態で働きました。
ブラック企業の正社員、契約社員、派遣社員、業務委託、フリーランス

ほかにも、フリーになってからはいろいろな企業さんや同業者さんと関わったり、自分でスタッフを集めたり派遣のお願いをしたりしてきました。
WEB系のお仕事の収入の相場はだいたいわかります。

自分自身は、下記くらい頂いていました。
それぞれ働いた時期も内容も私のスキルも違うので、一概に比較はできませんが。

・ブラック正社員(零細制作会社)(コーダー兼ディレクター)


最悪です。
月給、額面で25万円。
ボーナスなんて無いような物。
サービス残業当たり前。
サービス休日出勤あり。
時給換算したら泣きたくなります。
洗脳済みのスタッフ完備。
小さなWEB制作会社に就職しようと思うときは要注意です。
決して珍しくありません。
※もちろん、小さくてもすばらしい企業さんもいっぱいあります。

・派遣社員(コーダー)


ブラック正社員よりかなりマシです。
時給1,500円~くらい。
自分自身は派遣は1回しかしていませんが、コーダーで1,800円でした。
とあるプロジェクトで雇う側にいたときは、フロントエンドエンジニアさんに時給3,000円で来て頂いていました。
派遣会社のマージンは3割くらいです。
福利厚生はしっかりしています。有給も残業代もちゃんともらえます。
企業との面倒くさい交渉等は、派遣会社の営業さんに任せてOK。


※マージン

企業さんが派遣会社さんに支払う金額から派遣会社さんが取る割合
企業→派遣会社 が時給2,000円でマージン3割だとすると、
派遣会社→スタッフ は時給1,400円になります。
個人的には、適正な割合だと思います。

・契約社員(ディレクター兼テクニカルディレクター)

内容的には、派遣社員とあまり変わりません。
派遣会社の取り分がないので手取りは増えます。
自分の経験としては、時給2,500円で働かせて頂いたことがあります。
もちろん、正社員に準じた待遇のところもありますし、千差万別です。

・業務委託(フリーランス)(フロントエンドエンジニア)

フリーランスには2種類あります。
俗に業務委託という場合は、派遣とたいして変わりません。
個人的には、偽装請負等の違法行為であると考えています。
少なくても、限りなく黒に近いグレーです。
ですが、実際はひろくおこなわれている形態で、WEB広告もいろいろなところに出ています。
「月収180万円!」とか、過激なコピーを見たことがあるかと思います。
私も一度この形で働いたことがあります。
時給ではなく、月給計算です。
「140-180h、50万円」
のような言い方をします。
これは、月の稼働時間が、140時間から180時間であれば、一律50万円の支給。
時間が足りなかったり多かったりした場合には、時給換算で足したり引いたり。という計算方法です。

コーダーさんだと、「140-180h 45万円~」 くらい。
優秀なエンジニアさんなら 「140-180h 70万円~」 くらいもあります。

一応個人事業主なので、有給などの福利厚生は全くありません。
労働者ではないので、失業保険もありません。
(※労働法上は事実上の労働者であるとする判例も多く出ています。裁判所は、名目ではなく実態で判断する傾向にあります。)
確定申告等も、自分でしっかりおこなう必要があります。
一応事業主なので、履歴書は汚れません。(短期で仕事を変えても職歴としては個人事業ひとつ)

業務委託の場合、俗にエージェントと呼ばれる業者が、自分と企業の間に入ります。
派遣会社と同じです。
マージンは2割くらい。
エージェントの業者さん選びが重要です。
マージンは大きいのに何もしないような業者もあります。
同じ仕事の募集を複数の業者がしていたりしますが、待遇が異なることも多いです。
口コミを活用したり、他のスタッフと情報交換をしましょう。

・フリーランス

上の業務委託と違って、間に業者をいれずに、直接企業さんと契約をします。
私の今の労働形態です。
客先常駐の場合もありますが、自宅勤務が多いです。
事務所というか働くスペースを借りることもあります。都内には多いです。
通常の案件は、お話を頂いて、スケジュールや内容を打ち合わせして、見積もりを提出して、契約。

案件対応中は、客先にMTG(ミーティング)に出かけたり、スカイプでミーティングしたり。
ぷらっとカフェで働いたり。

私は朝型ですが、夜型の人が多いです。
深夜3時にメールが飛び交ってたりします。
いつ働いていつ休むかとかも、自分(と案件の状況)次第。

収入はピンキリ。自分次第です。
私の場合、昨年度の売上げは1,000万円を超えています。
半年間大きな案件にほぼつきっきりだったので、収入が安定しました。
単発の小さな案件しかやらずに1,000万円を超えるのは、仕事漬けの毎日にならないときついです。
状況によっては、過労で倒れます。

今年度は、プライベートの時間や他にやりたいことを重視して、仕事はセーブしています。
おそらく、昨年度の半分くらいの収入になると思います。

おすすめの働き方


個人的におすすめの働き方は、大きな企業の正社員でWEB部門のスタッフです。
それほどスキルがなくてもいけますし、なにより安定しています。
ただし、やることが限られますし、WEB制作者としてのスキルアップはあまり望めません。
別部門へ異動もあるかもしれません。

WEBのスキルを高めたいのであれば、中堅の制作会社がよいと思います。
「WEB制作会社年鑑」などで、ある程度大きく扱われている企業さん。

派遣で働くくらいなら、業務委託のほうがはるかに稼げます。
なにより、現在ブラック企業で働いているかたは一日も早く辞められることをオススメします。
この業界、仕事はいくらでもあります。


私は社会不適合者でひとつの企業で働き続けるということができないので、フリーランス以外の働き方はもう考えられないです。


なにより自由だし。

総括


WEBの仕事は、学歴や経歴や年齢性別に関わりなく、スキルさえあれば仕事があり、それなりに稼げます。
自宅でもできるので、子育て中の主婦とかでもいけます。
実際、何人もそのような状況の優秀なスタッフさんと一緒に仕事をしてきました。
逆に、新卒じゃなければ学歴があっても関係ありません。
スキルと経歴がすべてです。
知り合いに早稲田や旧帝国大学出身のWEB製作者がいますが、転職は苦労していました。

WEBの仕事をしている人は多いのですが、スキルがあり、安心して仕事をお任せできる方というのは、意外なほど少ないです。
そういう方は、それなりの対価をお支払いしてでも、働いて欲しいと思っている企業も多いです。

WEBの仕事と業界は、スキルを身につける努力に応えてくれる業界だと思っています。
ただ、身につけたスキルを労働市場でうまく売り込む必要はあります。

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