人類の三大発明は「印刷、火薬、方位磁針」?

人類の三大発明は「文字、貨幣、法」である。

最終更新日:2016年10月25日

※なんの根拠もない戯れ言です。


人類の三大発明は「印刷、火薬、方位磁針」であると言われています。
が、違います。
文字、貨幣、法」が三大発明です。

文字

「文字」がなければ、人類は進歩しませんでした。

メソポタミア文明には「楔形文字」
エジプト文明には「くさび型文字」
インダス文明には「インダス文字」
中国文明には「甲骨文字」

文字がない地域では、文明の発達・発展はほぼありません。

日本語には固有の文字がありません。
中国から文字が入ってるまで、日本人は原始的な祭祀生活を送っていました。
漢字を取り入れ、表意文字である漢字を表音文字にして簡素化したひらがな・カタカナが生まれ、アルファベットが入ってきました。

文字があると、直接会っていなくても会話ができます。
知識を遺すことができます。
知識の蓄積は、文明の発達に不可欠です。

言語を使用する動物はいますが、文字として残す動物はいません。
ただ言語を使用するよりも、文字を使用するとより高度な思考をすることができます。
ちょっと難しいことを考えるときは、今でも文字や図を書いて考えます。
文字があることによって、人間の脳も発達しました。

文字は、人類最大の発明です。

貨幣

「お金」です。
貨幣の発明には、いい面と悪い面があります。

いい面というのは、貨幣は正義のためのツールであるということ。
悪い面は、格差の元凶のひとつであるということ。

コインの裏表です。

貨幣が正義であるというのは、こういうことです。
貨幣が生まれるまでは、物々交換により生活が営まれていました。

魚1匹と、イノシシ1頭。
革靴1つと、釣り竿1本。

交換条件が等しいのかどうか、モノサシがありません。
どちらかが損をしています。

等価交換では経済がなりたちませんが、細かいことは置いておきます。
※自分が持っているものより相手が持っているもののほうが価値が高いと思うから交換・購入するわけで、「同じ」であったら交換する意味が無い。

貨幣が発明されることにより、労働の価値を数値化するモノサシができました。

魚1匹は銅貨1枚。イノシシ1頭は銅貨10枚。
この価値判定が正しければ、魚10匹とイノシシ1頭の交換が正義にかなっていることになります。

貨幣が発明されたことにより格差が生まれたことは、言うまでもないでしょう。
また、貨幣がなければ、文明的な活動をほとんど行えないということも、特に言う必要はないでしょう。

(広義の)「法」は人類の偉大な発明です。
社会のルールです。
ボスが怖いから従うのであれば、動物でもあります。
自分の学習により群れのなかのルールを守ることも、動物でもあるでしょう。
幼少期に親がしつけをおこなうのは、犬にも見られる行動です。

ですが、自分が経験していないことに対するルールは人間にしかありません。
なぜ法を守らなければならないのか、答えることができない人も法を守ります。

「法とは主権者の命令である」という言葉がありますが、初期の人類の社会においては当たっていると思います。
宗教も、法の一部と考えていいでしょう。

東洋では、律・令といって、いわゆる刑法と行政法のようなものがありました。
日本には、やはり中国から入ってきました。

それ以前の社会にも、宗教というルールがありました。
家族や部族内のルールもあったでしょう。

共同体の規模が大きくなればなるほど、体系だった「法」が不可欠となります。
慣習法も立派な法です。
日本でも「法の適用に関する通則法」や民法、商法で、慣習法が定められています。
明文化されていない法も法です。

もし今、法がない社会になったら?
法が「文字」「貨幣」と同じく偉大な発明であることは明白です。

終わりに

「文学部・経済学部・法学部」は、文系の三大学部でしょう。
たまたまですが、「文字・貨幣・法」はこれに対応します。
人類がヒトではなく人間として生きるうえで大切なものを発明し、それ以来学び続けているということが出来ます。

中世ヨーロッパでは、「神学・哲学・法学・医学」が主要な学問でした。
「経済学」は比較的新しい学問ですが、この頃は「哲学」にいろいろ入っていました。
いわゆる理系の学問も哲学でした。

学問はひとつだけを学ぶのではなく、ひとつを深めながらもほかの学問も学んでいくことで、より意味があると思います。