動物を商売のためだけに利用する番組

犬を人間として扱うこと。ドイツと日本。TBS「生き物にサンキュー」批判。

最終更新日:2016年10月25日

昨日、TBSの「生き物にサンキュー」という番組で、ドイツの犬社会の紹介がありました。
ドイツでは、犬も電車に乗れるし、レストランにも入れる。
飛行機も貨物室ではなく客室で一緒にいられる。
ドッグランもたくさんある。

その紹介のあと、「ドイツでは犬も人間と同じように扱っている。」「人間と対等」というような話をしていました。
それは違います。

犬が犬であるからこそ、犬として尊重しているのです。
人間社会で犬が共に暮らす以上、トレーニングが必要です。

人間と同じように扱うのであれば、リードを付ける必要はありません。
犬と人間が共存するためには、犬が犬であることを、人間社会のルールに従う必要があることを、認識する必要があります。

ドイツでは、犬と人間が共存できるためにトレーニングをします。
訓練をするための施設がたくさんあります。
公共の場では、犬は床です。
抱きかかえたり、イスの上にあげるということはあまりありません。

人間とペットは違うという正しい認識から、正しい社会関係を築くことができます。

うちの子(愛犬)は自分のことを人間だと思っている」という話をよく聞きます。
この考えは、犬と人間の共存を妨げてしまうと思います。

犬は犬です。
人間ではありません。
犬を人間だとみなすことは、彼らの本質を見誤ります。
犬は人間より下等な存在ではありません。
犬は犬である、それだけで充分尊重に値します。
擬人化する必要はありません。
相手のことをよく知ることが重要です。
共存するためには、トレーニングと管理が必要です。

日本では、動物と人間の関係がいびつな状態になっています。
一方的に利用するか、溺愛するのかのどちらか。

ペットショップを覗いて、「あの犬かわいい!」と思ってるうちはダメでしょう。
虐待であると感じることができて当たり前な社会とならなければ。

冒頭にあげた番組では、柴犬を芸人が育てる特集をしていました。
この時点で、犬を番組の視聴率のためだけに利用しているということがわかります。

犬は社会性の動物です。
一人暮らしで飼っていい存在ではありません。

「日本もドイツのように」と、いくら愛犬家たちが思っても、愛犬家たちの考えが変わらなければ不可能でしょう。
日本の犬のしつけ具合では、現状でも精一杯だと思います。