LGBTコミュニティースペース

渋谷区LGBT条例1周年で16組 #渋谷にかける虹始動 LGBTとは

最終更新日:2017年4月1日

この条例にもとづき、「渋谷区パートナーシップ証明書」が始まってから1年が経過しました。
ちょうどいい機会なので、渋谷区のLGBTについて見てみたいと思います。

LGBTとは

L:Lesbian(レズビアン)

同性を好きになる女性

G:Gay(ゲイ)

同性を好きになる男性

B:Bisexual(バイセクシャル)

同性でも異性でも好きになる人

T:Transgender(トランスジェンダー)

身体の性と自認する性が一致しない人

多様な性と恋愛感情

また、俗に「ノンケ」「ストレート」「ヘテロセクシャル」というのが、いわゆる大多数の異性愛の人です。

LGBTという言葉が広まりましたが、「性」にはいろいろあります。

・戸籍上の性
・身体上の性
・自認する性

また、「恋愛感情」という側面からも分類できます。

・自認する性と同じ性の人を好きになる
・自認する性と違う性の人を好きになる
・性別に関わらず恋愛感情をいだく
・人ではない動物や物に恋愛感情をいだく
・恋愛感情がない

これらの「性」と「恋愛感情」の組み合わせも様々です。

例えば、

・身体上は女性
・性自認が男性
・恋愛対象は男性

という方も存在します。
客観的にみると、「女性」が「男性」を好きになっているので、いわゆる「ノンケ」にみえます(身体的な性転換等をしていなければ)。
ですが、本人は自分が「男性」であると思っていて、「男性」を好きになっている。
パートナーとなる人は、その辺を深く理解する必要があるでしょう。

身体も戸籍も性自認も「男性」で恋愛対象が「女性」であるという方以外にも、性と恋愛についてはいろいろな方がいます。
男性は青、女性は赤というジェンダーカラーにとどまらないとして、LGBTへの支援を表すシンボルは「レインボーカラー」となっています。

渋谷区LGBT条例と「パートナーシップ証明書」

正確には「渋谷区男女平等及び多様性を尊重する社会を推進する条例」といいます。

全文:https://www.city.shibuya.tokyo.jp/kusei/jorei/jorei/pdf/danjo_tayosei.pdf


「パートナーシップ」とは、戸籍上の性別が同じ二者間の社会的な関係を指し、渋谷区として両者が「パートナー」であると認める制度です。
平成27年11月5日から発行がスタートし、1年間で16組のカップルが証明書を交付されました。
条件は、「双方ともに渋谷区民であること」という結構厳しいものとなっています。
また「公正証書」を必要とする本格的なものです。
ほかの条件は「20歳以上」「配偶者等ほかのパートナーがいない」「近親者ではない」という、当たり前のものです。

一番厳しいのはやはり、事実上のカミングアウトになるということでしょう。

参考:https://www.city.shibuya.tokyo.jp/est/oowada/partnership.html

「パートナーシップ証明書」のメリット

「パートナーシップ証明書」のメリットとして以下があげられます。

1. 区内の賃貸住宅に入居する際に、「家族」として扱われる。
2. 医療機関で「家族」として扱われることで、面会や手術の同意で便宜をはかって貰える。
3. 職場の手当や休暇の際に、「家族」として扱われる。

ですが、実際にこのように扱われるかどうかは、まだまだ微妙であると言わざるを得ないでしょう。
渋谷区なので区の施設に対しては強制できるかもしれません。
ですが、渋谷区に所在する企業や大家さんたち全員がこのように扱ってくれるという保障はありません。

今後も、いろいろなことを乗り越えていくことで、事実上も効力があるものとしていかなければならないものです。
その第一歩を歩き出した渋谷区と、先頭を切って歩き出した16組のカップル、そして関係者の方々には頭が下がります。
彼らの行動が実を結ぶ日が1日でも早く訪れるように、渋谷区民だけではなく日本人ひとりひとりが考えていくべき問題です。

渋谷区の男女共同参画事業

渋谷区では、男女平等についての専門的な拠点「渋谷男女平等・ダイバーシティセンター<アイリス>」があります。

プラネタリウムで有名な「渋谷区文化総合センター大和田」の8階に常設されていて、カウンセリングや弁護士相談も無料でおこなっています。
https://www.city.shibuya.tokyo.jp/est/oowada/iris.html
http://www.shibu-cul.jp/guide_airisu.html

ちなみに「アイリス」は日本語だと「アヤメ」の花です。
渋谷区の花「はなしょうぶ」も英語では「アイリス」で、「あいりっすん」というゆるキャラが渋谷区のキャラとなっています。
ついでに、「アイリス」はギリシャ語で「虹」も意味するらしく、男女平等の拠点名としてちょうどいいのでしょう。


「LGBTコミュニティスペース」として、月1回のLGBT支援の取り組み「#渋谷にかける虹」もスタートしました。

#渋谷にかける虹

NPO法人「TOKYO RAINBOW PRIDE」

http://tokyorainbowpride.com/news/3163

現在日本において、過去の文化という悪弊に縛られ人権を蹂躙されている状況は数多くあります。
LGBTへの差別もその1つです。
私はいわゆる「ノンケ」ですが、これからもこの問題を見守っていきたいと思います。