コペルニクス的転換を果たしたポルトガルのハームリダクション政策

【記事要約】麻薬政策のコペルニクス的転回「ハームリダクション(害の軽減)」と「非犯罪化」

最終更新日:2016年10月25日

記事要約:

『マイケル・ムーアの世界侵略のススメ』によると、ポルトガルでは覚醒剤や麻薬の個人使用を罪に問わない。この政策により、ドラッグ依存患者が激減したという。罪に問われないため、家族や友人、病院などにも相談することが可能で、依存治療への道が開けたことが原因だ。ハームリダクション政策が絶大な成果を上げた一例であり、国際会議「ユーロサイエンスオープンフォーラム」でも、ドラッグ戦争は失敗であるとする分科会があった。麻薬政策に関する政策として、興味深い。

元記事:
朝日新聞(2016年9月7日):麻薬政策のコペルニクス的転回「ハームリダクション(害の軽減)」と「非犯罪化」

関連記事:
ハフィントンポスト( 2015年04月06日):【第2回】海外の薬物対策で採用される「ハーム・リダクション」

SYNODOS(2014年01月21日):薬物をめぐって世界はゆっくりと回る――薬物戦争とハーム・リダクションの間で 佐藤哲彦 / 社会学

感想:

記事によると、世界で非合法なドラッグを使っている人は約2億5000万人。
アメリカやメキシコでは、刑務所の数が足りないほどの問題となっています。

日本でも著名人の薬物犯罪がワイドショーを賑わせています。
地方裁判所に傍聴にいくと、薬物犯罪の多さが目につきます。

刑罰をなくすことにより犯罪をなくす。
いわゆる「法律なければ犯罪なし」とは異なり、犯罪となっていた行為自体を少なくすることができる。
厳罰化や刑罰による犯罪の抑止という今までの常識とは異なる結果が出ています。
死刑による凶悪犯罪の抑止効果も証明することが出来ていません。

刑事政策ひとつで我々の暮らしには大きな影響を与えます。
この先も、政策に関する研究分野の発展が望まれます。